マカオは、2004年のGDP成長率が20%を超えるなどここ最近の急激な経済発展が注目されています。とくに娯楽施設の開発をはじめとするレジャー産業の発展は目覚しいものがあります。
マカオは、1999年ポルトガルより中国に返還後、中国政府が唯一公式にカジノを認める特別行政区です。マカオから飛行機で2時間の商業圏でギャンブル好きの中国人の住む人口は11億人、規制緩和が進んだことを受け2003年から中国人のビザが不要になり中国人観光客が急増しています。
欧米のラスベガス資本(1兆円超とも言われる)が一気に流入し、カジノをはじめ映画館や一流ホテルなど、あらゆる娯楽施設が急速に開発されています。これもギャンブル好きの中国人のおかげでしょう。カジノの掛け金ベースではすでにラスベガスを抜いているという噂もあります。2008年に中国の規制緩和により、中国にラスベガスが誕生いたします。
それでは、そのレジャー産業を中心とするマカオ関連銘柄を見ていきましょう。
(0200)新濠国際(メルコインターナショナル) (マカオ関連銘柄・中国株) |
新濠国際の前身は「マカオ電力有限公司」で、老舗のコングロマリットです。現在の業務の主な内容は飲食業及び関連業務、不動産投資で今後の飛躍が期待されるのがエンターテイメント業務です。
2004年からエンターテイメントの主役をなすカジノ業務に本格的に参入しました。カジノ業務はストットマシーン主体で運営しており、その収益も日ごとに伸びていて、グループ全体の収益に占める割合も増加しています。今後、カジノ業務の収益が新濠国際の収益を左右します。
この他には香港島の南部で「珍宝王国(JUNBO KINGDOM)」を経営しており、高級料理店やショッピングセンターなどの小売店を手掛け、観光名所としても知名度を上げています。珍宝王国は2004年に赤字を計上しましたが、2005年には黒字転換の模様です。
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(0054) 合和実業(ホープウェル) (マカオ関連銘柄・中国株) |
香港を代表するインフラ系のコングロマリットです。不動産投資・開発、ホテル経営・管理、インフラの投資などを手がけています。中国南部の高速道路にも投資しています。 |
(0242) 信徳集団 (シュンタックホールディングス) (マカオ関連銘柄・中国株) |
【マカオのカジノ王】スタンレー・ホー氏(カジノ界では絶大な影響力があります)率いる大型総合企業です。船舶、不動産、ホテル経営も行っています。 |
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